〜2002年度〜

10月29日(火) 3年8組 H 雄太

独の首相兼外相のシュトレーゼマンは、インフレをレンテンマルクの発行によって収めることに
成功した。またドーズ案(1924年)によって賠償金の支払方法を緩和し米資本を導入した。そし
てロカルノ条約(1925年)によりラインラントの非武装化を確認し、翌年には国連に加入した。他
にも米の国務長官ケロッグや仏の外相ブリアンによって、ヨーロッパは相対的安定期をむかえた。

11月11日(月) 3年3組 向出 玉次郎

1924年のドーズ案と、25年のロカルノ条約である。どちらも、ノーベル平和賞を受賞したドイツの
「スーパー」政治家、シュトレーゼマンの活躍なしでは成立しなかった。前者は、米資本の導入と
支払方法の緩和によって賠償金問題を改善し、後者はヨーロッパ主要国が調印してドイツのライ
ンラントの非武装化を確認したものである。なお、シュトレーゼマンは1929年のヤング案で賠償
金額を4分の1にするお膳立てをしながら、働き過ぎの心労で亡くなっている。彼が生きていた
ら、ヒトラーの登場はなかったかもしれない。あと、仏のルール占領が原因のハイパーインフレの
収拾も彼の手柄。

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