〜2002年度〜
7月16日(火) 2年4組 I 麻美
仁(人間のまごころ)や礼(礼儀作法)があれば世は治まるという考えは、孔子(儒家の祖。
春秋末期)の徳治主義であり、それによって行われる政治を孟子(戦国時代。性善説)は王
道政治と呼び、これらは儒家が説いた。反対に法家は厳格な法で世を治める法治主義を説
き、それによって行われる政治は覇道政治と呼ばれた。
7月17日(水) 2年1組 M 亜征
孔子や孟子、荀子などの代表する儒家は仁・礼などの道徳的な考えで世を治める徳治主義
を唱えた。一方、商鞅・韓非・李斯などの法家は、人を法によって束縛しなければ世は治まら
ないという法治主義を唱えた。両者の思想は対立したが、徳のともなわない法には誰も従わ
ないはずなので、全く相反する考えではない。
〜2001年度〜
7月12日(木) 2年8組 T 哲平
孔子は仁・礼の復活を願う徳治主義を説き、彼の学派は儒家と呼ばれた。その後、性善説を
説いた孟子は仁を強調し、性悪説を説いた荀子は礼を強調し法家へ大きな影響を与え、彼の
弟子の韓非・李斯は法による覇道政治を説き、李斯は始皇帝の丞相(片腕)になった。
7月12日(木) 2年2組 N 麻美
孔子が唱えた儒家の思想は仁・礼の復活によって乱世を収めようとしたものである。孟子と
荀子がそれを発展させた。荀子の思想の性悪説は、後の法家への大きな影響を与えた。法
家は、法によって乱世を治めようとした。秦はこの思想を採用し、中国を統一した。