No.46 T.Q.「11Cからカリフはどうなったか?」
C イスラーム世界の発展
(1) トルコ人 cf. 9C初〜、トルコ人奴隷兵[1 ]がアッバース朝で親衛隊に
→その後、勢力増大
1 [2 ](10C〜12C) in 中央アジア
…999、イラン系のサーマーン朝を滅 ∴中央アジアの呼称が「トルキスタン」に
→滅 by 西遼(カラ=キタイ)
トルコ人
2 [3 ](セルジューク=トルコ帝国)(1038〜1194) in 西アジア
a 初代トゥグリル=ベクがシル川下流に建国→1055、バグダード占領 その2
∴ブワイフ朝を滅
…1058、最初の[4 ](支配者)の称号 from アッバース朝カリフ
∴アッバース朝は有名無実化
b 11C後半、拡大
西へ…パレスティナ・シリア占領←ファーティマ朝に○
北へ…小アジア占領←ビザンツ(東ロ)帝国に○=十字軍の背景
c イラン人宰相ニザーム=アルムルクの活躍
@ イクター制の完成…地位(諸侯)とイクター(封土+徴税権)を確立
A 各地にニザーミーヤ学院
d 衰退 ∵宰相暗殺後、諸侯が自立。第1回十字軍との戦い(1099)に敗北
→滅 by ホラズム朝 イェルサレム王国を建国
3 [5 ](11C前半〜13C前半) by セルジューク朝のマムルーク
→イラン・アフガニスタンに拡大 but 滅 by チンギス=ハン
cf.イスラーム化したモンゴル人3ハン国
1 チャガタイ=ハン国 in 中央アジア
2 キプチャク=ハン国 in ロシア
3 [6 ] in 西アジア by [7 ]_1258、バグダード破壊(アッバース朝×)
…初め、マムルーク朝と敵対 but 13C末、イスラーム化し友好
∴[8 ]成熟 全盛のガザン=ハンが国教に
(2)エジプト…都の[9 ]とアズハル学院(ファーティマ朝で建設)が栄える
1 [10 ](12C〜1250)
初代[11 ](サラーフ=アッディーン)_スルタンに即位 under アッバース朝カリフ
クルド人武将 THE
a エジプト〜シリアをスンナ派が回復
b イェルサレム王国を滅 ∴ vs 第3回十字軍→和約でイェルサレム確保
2 [12 ](1250〜1517) by アイユーブ朝のマムルーク軍団
a バイバルス_13C後半、第6回十字軍とイル=ハン国のモンゴル軍を撃退
∴5代スルタンに即位
←アッバース朝滅亡後のカリフの一族を保護
b 香料貿易で栄える in エジプト〜シリア
c 衰退 16C初、ポルトガルに敗北
No.46. Ans.
1. マムルーク 2. カラ=ハン朝 3. セルジューク朝 4. スルタン 5. イル=ハン国
6. フラグ 7. イラン=イスラーム文明 8. ガザン=ハン 9. カイロ 10. アイユーブ朝
11. サラディン 12. マムルーク朝
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