No.45   T.Q.「『イスラーム帝国』への脱皮とは?」    
 
 (2) [1       ](661〜750) <都_[2       ]>                 
  ←シリア総督ムアーウィヤ、カリフに…世襲になり専制君主化 
   東へ:中央アジア(サマルカンド含む)〜アフガニスタン〜インダス河占領     
   西へ:マグリブイベリア半島占領                    
      アフリカ北岸  ← 711、ゲルマン人の西ゴート王国を滅 but [3                ](732) で                 
               フランク王国(カール=マルテル) に敗れ、ピレネー山脈を境に、キリスト教世界と対立         
   ∴地中海がほぼ「イスラームの湖」化!←ジハード(聖戦)意識と寛容な支配 
                                          支配地の統治方法を採用。納税すれば信仰も許す
 (3) アラブ人第一主義…同じムスリムでもアラブ人のみ支配・特権階級        
  ∴[4   ](ハラージュ)、[5    ](ジズヤ)はイスラーム教に改宗しても免除されず             

B イスラーム帝国                               
 (1) [6        ](750〜1258) <都_(2代マンスールから)[7       ]>    
                                         円形都市。今のイラクの首都
  ←アッバース家がイラン人のムスリム(しかもシーア派)を利用 
             征服地の新改宗者(マワーリー)の代表
   cf. ウマイヤ朝滅−イベリア半島へ逃れて復興→ 756、後ウマイヤ朝成立    
  1 ムスリムの平等確立…マワーリーへのジズヤ廃止とハラージュの平等負担      
   ∴「アラブ帝国」から「イスラーム帝国」へ脱皮
     but スンナ派を国教化し、シーア派を弾圧
  2 カリフの政治…『コーラン』がbaseの[8       ]にもとづく
  cf. タラス河畔の戦い(751) で唐に○→製紙法の西伝              
 (2) 全盛…[9              ](位8C後半〜9C初)       
                   アル(THE)
  1 イスラーム文化の黄金期 
  2 中国の唐、ヨーロッパのフランク王国と友好   
 (3) 分裂                                 
  1 [10        ](756〜11C)in イベリア半島 <都_[11     ]> 
   a 10C前半、マグリブ西部を奪う from ファーティマ朝         
   b カリフ自称                   
  2 [12        ](909〜12C アラブ系 but シーア派) in チュニジア→エジプトが中心に
   a 初めからカリフ自称              <都_(10C後半〜)カイロ>
   b 10C後半より、エジプト・アラビア・シリアを支配→紅海ルートの貿易で栄える
  3 [13      ](10C〜1055 イラン系シーア派) in イラン北部
   … 946、バグダード占領 その1 
    ∴武家政治…アッバース朝のカリフからイスラーム法施行の権限を得る。 
             イスラーム世界の封建制(分与地制度)=イクター制をスタート
  4 サーマーン朝(9C〜999)(イラン系 but スンナ派) in 中央アジア  
   …トルコ人のイスラーム化を促進

No.45. Ans.
1. ウマイヤ朝 2. ダマスクス 3. トゥール・ポワティエ間の戦い 4. 地租 5. 人頭税
6. アッバース朝 7. バグダード 8. イスラーム法 9. ハールーン=アッラシード 
10. 後ウマイヤ朝 11. コルドバ 12. ファーティマ朝 13. ブワイフ朝 


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