No.21   T.Q.「ヒンドゥー教がグプタ朝に成立した理由とは?」
 
D [1     ](4C〜6C) <都_パータリプトラ>             
 (1) 初代チャンドラグプタ1世_マウリヤ朝を復活←インド民族意識の高まり    
 (2) 全盛 by 3代[2           ](4C「超日王」 in 仏典)         
  _インド伝統文化に back                      
   1 バラモン教を重視
   2 仏教保護…4C末、中国僧法顕の来朝 cf.『仏国記』
  →滅 ∵遊牧民エフタルの西北インド侵入で衰退
 (3) 文化
   1 [3       ]成立←バラモン教+民間信仰
    ∴カースト制がインドに定着      ex. ヴィシュヌ神(世界の保持)とシヴァ神(破壊と再生)    
   2 [4          ](梵語文学)                      
    a 戯曲 [5       ] 『シャクンタラー』            
            「古代インドのシェークスピア」
   b 2大民族叙事詩完成
    cf. 原型はクシャトリヤが台頭したB.C.500頃に成立 
      『[6        ]』…大バーラタ族間の戦い 
      『[7       ]』…ラーマ王子の伝記 
  3 [8         ]…仏教研究所                  
  4 [9      ]…純インド風仏教美術
   ex. [10           ]やエローラ石窟寺院の壁画         
    →中国・日本へも on シルク=ロード
  5 [11     ]…宗教・生活の規範
   cf. 原型はサータヴァーハナ(アーンドラ) 朝で  
  6 ゼロの観念と十進法(→イスラーム世界へ)

E [12       ](7C前半) <都_カナウジ>              
 (1) 初代王[13           ](「戒日王」 in 仏典)
  _北インド統一。ヒンドゥー文化・仏教保護                     
    ∴一時、仏教が復興                         
     ex. 中国僧[14   ](三蔵法師)を厚遇 cf. 『大唐西域記』
      ナーランダー僧院が全盛…玄奘も学び、帰国後に仏典漢訳        
  →滅 ∵ハルシャ王暗殺                         
 (2) その後 cf. 7C後半、中国僧義浄の来印 『南海寄帰内法伝』          
  1 分裂←8C〜、イスラーム勢力侵入                      
  2 仏教消滅
   ∵  ヒンドゥー教に吸収される                           
      寺院や仏像の破壊 by イスラーム教信者
       cf. 2001、バーミヤンの大仏破壊 by アフガニスタンのイスラーム原理主義組織タリバン

No.21. Ans.  
1. グプタ朝 2. チャンドラグプタ2世 3. ヒンドゥー教 4. サンスクリット文学
5. カーリダーサ 6. 『マハーバーラタ』 7. 『ラーマーヤナ』 8. ナーランダー僧院
9. グプタ様式 10. アジャンター石窟寺院 11. 『マヌ法典』 12. ヴァルダナ朝
13. ハルシャ=ヴァルダナ 14. 玄奘 


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