授業bP7・18 日本の固有文化・日本の仏教@(聖徳太子・平安仏教)

No.17 T.Q.「日本古来の自然観や人間観とは?」

T.A.
日本の温和で恵みに満ちた自然を受け入れ調和することから、自然崇拝の多神教が生まれ、祖先神(氏神)
と郷土愛の産土神による古神道や、本地垂迹説といった考え方(ただしこれは仏を神の上位とする)へと発展
した。人間観においては、私心を去り全体のために尽くす清明心を重んじ、ツミをミソギやハライで洗い清める
という観念があった。

No.18. T.Q.「国家仏教からの脱却に寄与した平安仏教とは?」 

T.A.
国家仏教による仏教の形骸化を脱却するために、最澄は中国から天台宗を伝えた。彼は大乗菩h戒を説き、
日本が大乗仏教国であることを示し、日本の密教はここから始まった。また、空海は真言宗を説き、即身成仏
や曼荼羅によって密教を完成させ、神仏習合への方向づけを行った。

2020(R2)年度

9月16日(水) 3C倫理

「日本の四季」  

今の日本は、美しい四季のある島国だ。しかし、地球温暖化が進んでしまえば、四季というものは次第に無くなっていくかもしれない。

授業担当者のコメント:なるほど。だからこそ、今の日本の美しい四季と自然を大事にしたいですね。そして、SDGs(持続可能な開発目標)を重視す
                る社会の在り方や個人の生き方を求めていきたいですね。

「(なぜ、仏になりたいの?)」 ( )内は、授業担当者  

「みんな仏のようになれる」(最澄の一乗思想)や「一切衆生に仏性有り」(最澄の言葉で、「生きとし生けるもの全てに、仏の性質が宿っている」という
意味)などが、(授業に)出てきた。(でも、)「どうしてみんな、仏になりたいの?」と疑問に思った。

授業担当者のコメント:お答えします。ここで言う「仏(ほとけ)」とは、「悟りを開いたブッダのように慈悲の心を豊かに持つ人」のことです。あと辞書
                には、こんな意味も出ていました。「大切に思う人。大切に思われる人」。

9月16日(水) 3K倫理

「(ニセモノの仏)」 ( )内は、授業担当者  

みんな「仏のような人」になれる。本当にそうだろうか? (だから、)人を殺した人でも仏になれるなら、それはきっとニセモノの仏だと思う。

授業担当者のコメント:極悪非道の人殺しが良心の痛みに苦しみ抜き、改心するという話があります。その男は、命懸けで険しい崖にトンネルを掘り、多
                くの人々を救うことで極楽往生するという物語です。人間にはこのように、悔い改める力や(社会)更正する力があるのではない
                でしょうか。ただし、それに無自覚だったり、それを発揮できない人がいることも確かですが。

「聖徳太子」 ( )内は、授業担当者  

聖徳太子のように、リーダーであっても周り(の人々)と同じ(平等な凡夫の)立場で(考えたり、行動したりできる人)でありたいと思った。そして
そんな人が世の中を救うのだと思った。

授業担当者のコメント:この「ウルトラ80」を書いてくれたあなたは、私から見て、そういう理想のリーダーになっていると思いますよ。あなたの醸し
                出す人間的な雰囲気は、まるで肩のあたりに、いつも温かい春風が吹いているようです。

2019(H31→R元)年度

9月13日(金) 3I倫理

「日本の四季」

このまま日本の四季のバランスが悪くなったら、どうなるのだろうと思った。なぜなら、季節ならではの行事などが出来なくなったりして、文化が無くなってしまいそうだから。

授業担当者からのコメント:まさに、「世界のためが日本のため」なのですね。ストップ 気候変動!

9月18日(水) 3K倫理

「思想」

昔の人たちの考えは、今生きている人たちに上手く引き継がれているなと思った。だから、次を生きる人たちに、自分たちも上手に引き継がせることが大事。

授業担当者からのコメント:うーむ、これも大事な「世代間倫理」ですね。今以上に未来が良くなりますように!