授業bP2 バラモン教と仏教@

T.Q.「ブッダが説いた四法印とは何か?」

T.A. 
ブッダは、人は誰でもみんな百八つの煩悩によって苦しんでいることを説き(一切皆苦)、すべてのものは
絶えず変化し(諸行無常)、不変の実体はないとした(諸法無我)。また、これら三つを正しく認識する(悟る)
こと(涅槃寂静)で煩悩を滅ぼせるのであると説いた。これら四つの真理を、まとめて四法印という。

2020(R2)年度

7月31日(金) 3C倫理

「仏教」 ( )内は、授業担当者

たくさんのものを持つ人は悲しいことが多いというのは、本当だと思った。なぜならば、家族や友達(などの自分の大切な人)や、自分の大切なものが
なくなると、とても悲しいからだ。

授業担当者のコメント:あなたは、とても優しい人ですね。人の悲しさをわかる人が、人に優しくできるのでしょう。

「(平等にうれしい)」 ( )内は、授業担当者

「人間は平等にかなしい」のならば、「平等にうれしい」のかなと思いました。だから、悲しいことがあっても、平等にうれしいことがあると信じたい。

授業担当者のコメント:この授業の翌日に、朝日新聞の「折々の言葉」で紹介されていたのが「さみしいってことは、楽しかったってことだよね」(ある
小学生の言葉)でした。私はこれを読んで、「かなしいってことは、うれしかったということ。うれしいってことは、かなしかっ
たということ」と思いました。

8月3日(月) 3K倫理

「(悲しいと楽しい・嬉しい)」 ( )内は、授業担当者 

人間は、悲しいという感情を持つ。そしてそれは、楽しい・嬉しいといったプラスの感情を経験しているからかな、と思った。

授業担当者のコメント:なるほど、楽しいことや嬉しいことがあって、それが終わってしまう時に感じる悲しさや寂しさのことですね。例えば、「祭りの
後の悲しさ」や「夏の終わりの寂しさ」などがそれですね。

「(辛いことに感謝)」 ( )内は、授業担当者

ずっと楽しいことばかりだと、それが普通になって楽しく思えなくなることがある。だか、辛いことがあることに感謝しようと思った。

授業担当者のコメント:中島みゆきの「重き荷を負いて」という歌の言葉に、「頑張ってから 死にたいな」という言葉が出てきます。あなたの「ウルト
ラ80」を読んで、しみじみと思い出しました。

2019(H31→R元)年度

7月1日(月) 3K倫理

「四法印」 ※( )内は授業担当者

四法印(一切皆苦、諸行無常、諸法無我、涅槃寂静)の意味をそれぞれ知って、今を大切に生きていこうと改めて思った。なぜなら、変わらないものなんてないし、変わって
いくものだからこそ、それを大切にしていきたいと考えたから。

「人間は平等にかなしい」

私は本当にその通りだなと思いました。何もかも持っていても何も持っていなくても、それなりの「かなしさ」ってものがあると思いました。だけど、それを「かなしい」と思うのか
思わないのかは、心の持ちよう、自分のとらえ方だとも思いました。

授業担当者のコメント:私は、「かなしい」と思う気持ちを大事にしたいです。なぜなら、その気持ちが他者への優しさや思いやりのベースになると思うからです。

7月5日(金) 3I倫理

「人生の無常」

人生の一瞬一瞬を大切に生きることで、自分が生まれた意味がわかる。だから、僕はそれを大切にしたいとおもった。

「ブッダ」 

ブッダは王子なので、自分の欲しいものは何でも手に入るのに、それが苦だと考えていたらしい。しかし、自分はその考え方ができるだけでも幸せ者だと思った。

授業担当者のコメント:私の説明不足でした。ブッダは、欲しいものが何でも手に入ること自体を苦だと考えていたのではなく、欲しいものに執着(我執)してしまう自分自身や
              限度のない欲望(煩悩)に苦しんだのです。