授業bP0 キリスト教A

T.Q.「ユダヤ教とキリスト教の相違点とは?」

T.A. 
ユダヤ教は選民思想を重視する民族宗教だが、キリスト教は、アガペー、隣人愛など民族を越えた全ての人に愛を与えることを
重視する世界宗教である。唯一神ヤハウェのとらえ方も異なっており、ユダヤ教では裁きと怒りの神・正義の神と恐れられていた
が、キリスト教では悔い改める人を許し救う愛の神としてとらえられている。

2022(R4)年度

6月21日(火)

「隣人愛」

「人からして欲しいと思うことは、何でも人にしなさい」の言葉が好きです。なぜなら、そうやって人から人に、優しさ
などが伝わっていきそうだからです。

授業担当者のコメント:このイエスの言葉(『新約聖書』)はとても分かりやすくて、実行しやすい内容だと思います。
           例えば、さわやかに挨拶すること
や、笑顔で人と接することなどです。これらを実際にやってみる
                と、自分自身がうれしくなります。これも一種の「ミラー効果」(心理学の言葉。親密な関係に
           なると、お互い同じ動作をするこ
とが多くなることや、好きな人ができると、自然とその人と同じ
                動作をするようになること)?

「イエスさん」

なんか、イエスさんの言う事は正しく、殺人を犯した人へ「悔い改めればよい」と言っても、殺された人の命は帰ってこない。
だから、)なんか命に対して、少しイエスさんは軽視してるかなと少し思った。

授業担当者のコメント:なるほど、あなたのように、「正しそうな言葉」を疑うことは大切だと思います。実際、今の日本
           には死刑制度があって、凶悪犯
は「悔い改めても」法の裁きを受けて「殺され」ます。でも、法の
                裁きイコール死刑ではないので、「悔い改めたくなる」ような罰や教育を受けさせるのは有効なの
           ではないでしょうか。あと、死
刑制度の無い国でも、「悔い改めたふり」だけして生き延びた犯
           者は地獄(もしあるとしたら)に落ちているのかもしれません
ね。本当に悔い改めたかどうかは、
           本人ではなく世界が、神が決
めるのではないでしょうか。そして、本当に悔い改めた人には、多く
           の人を救うことができる可能性があるのではないでしょう
か。いずれにしても、殺された人の命の
           大切さを主張するあなた
は、とても優しい人だと思います。

2021(R3)年度

6月15日(火) 3I倫理

「罪」 ※( )内は、授業担当者

原罪(げんざい)と贖罪(しょくざい)で、原罪(「自分ファースト」の自己愛)は全ての人間が生まれつき持つ罪で、
「自分も持っているのかな」と思いました。(そして)贖罪というのは、「罪滅ぼし」みたいな思想だと分かりました。

授業担当者のコメント:「原罪を自分も持っているのかな」と自覚することが、とても良い意味で宗教的に生きることの
           スタートなのかもしれませんね。
あ、これって、ソクラテスの「無知の知(本当の真理を自分は
           知
っていないということの自覚)」と同じですよね。とても良い意味で哲学的に生きることの
           スタートみたいな。だからソクラテス
とイエスは、自分が死ぬことによって仲間(ブラザー)達が
           自由
に生きることができるようにしたのかもしれませんね。

「今日の授業」 ※( )内は、授業担当者

He was my brother 」の曲が、とてもよかったです。(だから、)今は自分のことで精一杯だけど、いつかは、周りの人の
ことも考えられる人になりたいです。

授業担当者のコメント:「今は自分のために。いつかは人のために」という言葉は、私の尊敬する先輩(同じ「社会科」の
           A先生)が、生徒達に熱く語っ
ていた言葉です。あなたの書いてくれた「ウルトラ80」のおかげで、
           久し振りにA先生の情熱に再会できたみたいな気がしまし
た。ありがとうございます。

「4つの大切なこと」 ※( )内は、授業担当者

先生の話を聴いて、「興味・目標・練習・希望は大切なんだな」と思った。(だから)私も、その4つを大切にしたい。

授業担当者のコメント:ありがとうございます。語呂合わせの覚え方は、「今日、木蓮、キレイ」です。興味を持つ(高める)
           →目標を立てる(夢を持
つ)→それを達成するための練習(勉強。努力と工夫)を頑張る→希望を抱き
           続ける(あきらめない)ことは、自分らしく生きる
=幸せに生きるためのコツだと思います。パウロの
           「キリスト教
三元徳」の1つ「希望」から連想した私の話を、しっかり受け取ってくれましたね。これ
           こそが、「主体的で対話的な学び」。

6月16日(水) 3K倫理

「隣人愛」 ※( )内は、授業担当者

自己愛が罪(全ての人が生まれつき持つ原罪)ならば、自己犠牲は正しいことのように感じるけど、私はそれも違うと思いました。
なので、これらの2つを両立させて、正しい時に正しい方向に使えたらいいなと思いました。

授業担当者のコメント:そうですね。現代社会を生きていく我々にとって、どちらにもプラス面とマイナス面がありますね。
           自己愛のプラス面と自己犠牲
のプラス面を合わせたら、野球の「送りバント」や「エンドラン」、
                タッチアップでの得点を狙った「犠牲フライ」になるのでは? 「私のナイスプレイ(自己愛)が、
           仲間を生かす(自己犠牲)」。

「罪」

「罪を犯しても悔い改めればゆるされる」とは思わない。なぜなら、被害者の気持ちになったら許せないと思ったから。

授業担当者のコメント:なるほど、少なくとも今の日本には死刑制度がありますし、凶悪犯罪に対する「抑止力」の効果があると
           思います。しかし、キリ
スト教の信仰が強く、多くの信者がいるほとんどの国では、イエスの考えにもとづいて
           死刑制度がありません。もしかしたら、そ
ういう国で「悔い改めたふり」だけして生き延びた犯罪者は地獄
               (もしあるとしたら)に落ちているのかもしれませんね。本当に悔い改めたかどうかは、本人ではなく世界が、
           神が決めるのでは
ないでしょうか。そして、本当に悔い改めた人には、多くの人を救うことができる可能性が
           あるのではないでしょうか。

「死刑はなくていい」

死刑はなくていいと思いました。(なぜなら、)凶悪犯罪者も、べつに無期懲役(ちょうえき)にすればいいだけで、法律(や制度)で
殺してしまうとかは、ちょっとやりすぎだと思うからです。

授業担当者のコメント:上のコメントと同じです。

〜番外編〜

「教会の権威」

神の国と地上の国が争うと、神の国が勝利することになっている。でも、なぜ神の国が勝つのかがよく分からなかった。

授業担当者のコメント:神の国が精神的な物事(心や魂)なら、地上の国が物質的な物事(お金や地位・権力)なのでしょう。そして、
           前者は後者に途中
までは負けていても、現実の世界では勝てなくても、最終的には天国で勝利するということ
           なのでは?

「イエスとYES」

英語の「YES」とは、イエス=キリストから来ているのではないか。なぜなら「YES」は「はい」という肯定的な意味で、イエス=
キリストは人々を受け入れ許したという似たところがあるから。

授業担当者のコメント:なるほど! 面白いですね。でも調べてみたら、偶然の一致だったことが分かりました。でも、この偶然には
           何か価値のある意味
がありそうですね。

2020(R2)年度

7月8日(水) 3K倫理

「(一粒の麦)」 ( )内は、授業担当者

「一粒の麦が落ち、死ねば、(みんなの)役に立てる」みたいな言葉を見て、「すごい」と思った。だから、自分も誰かのために犠牲になれるような人に
なりたい。そして、野球も同じだと思った。送りバントなど。

授業担当者のコメント:私もこの言葉と出会った時に、あなたと同じように思いました。そして、「送りバント」や「エンドラン」、タッチアップでの得点
                を狙った「犠牲フライ」、野球っていいですよね。経験者(山代中学校野球部。背番号13番)は語る。

「神の恩寵」

悔い改めればゆるされる、天国に行けるという考えに私は納得できない。なぜならば、改めるだけでゆるされるならば、犯罪などは減らないと思うから。

授業担当者のコメント:なるほど、少なくとも今の日本には死刑制度がありますし、凶悪犯罪に対する「抑止力」の効果があると思います。しかし、キリ
                スト教の信仰が強く、多くの信者がいるほとんどの国では、イエスの考えにもとづいて死刑制度がありません。もしかしたら、そ
                ういう国で「悔い改めたふり」だけして生き延びた犯罪者は地獄(もしあるとしたら)に落ちているのかもしれませんね。本当に
                悔い改めたかどうかは、本人ではなく世界が、神が決めるのではないでしょうか。そして、本当に悔い改めた人には、多くの人を
                救うことができる可能性があるのではないでしょうか。

7月15日(水) 3C倫理

「アガペー」 

アガペーの「無償の愛」って、とても素晴らしい事だと思いました。なぜなら、今の日本人は、見返りを求めている人が多いなぁと感じているからです。

授業担当者のコメント:「損か得か」や「自分のためだけ」で生きている日本人が多い、ということでしょうか。「世のため、ひとのため」に生きていれ
                ば、それがメンバーとして所属するチームをよいものにするし、チームがよくなれば自分もよくなるということを分かって欲しい
                です。

「(隣人愛の大切さ)」 ( )内は、授業担当者 

隣人愛、すごく大切な考え方だなと思いました。また、この考え方を知る人が増えれば、日本はもっと人に優しい国になるのかなと思いました。

授業担当者のコメント:隣人愛を実践する仲間(ブラザーやシスター。兄弟姉妹)を増やしたいです。一緒に頑張りましょう! できることからネ。

「愛」 ( )内は、授業担当者

人によって愛は全く違う(ギリシア哲学のエロースやフィリア、そしてキリスト教のアガペー)のが分かり、私が愛について思うことは何かと考えた時、
向出先生のように叱ってくれるのが愛だと考えた。なので、あと半年間、叱られることで成長したい。

授業担当者のコメント:私の隣のデスクに座っている3年学年副主任のN先生に、この「ウルトラ80」を読んでもらいました。目頭(めがしら)を押さえ
           ていらっしゃいました。その様子を見て、私もウルっと来ました。
だから、「ウルっときた80」になりました。「人間を信じ 
           胸にうるおいあれ」です。「うるおい80」?


2019(H31→R元)年度

6月14日(金) 3I倫理

「イエス」

イエスは本当に自分の考えを貫いた人だと思った。なぜなら、死ぬ間際になっても、自分を死に追いやった人達を、「彼らは何をしているか分かっていないから、許して
あげてほしい」と神に祈ったから。

「キリスト教」について

自分達は仏教徒で、他の宗教の信者がやっていることが特殊に見えてしまう。だが、自分が信仰している宗教とは違う宗教のことを否定するのではなく、理解していこうと
思った。

6月17日(月) 3K倫理

「今日の授業を通して」

動画で出てきたセリフや先生の話の中の言葉などに、今日の授業ではすごく心に刺さるものがたくさんありました。また、自分の普段を見直し、自分で自分に満足できる
生き方をしたいです。

授業担当者のコメント:授業が私と生徒(あなた)のコラボレーション「共同作品」になっていることが、とてもうれしいです。あと、どんなセリフや言葉が心に刺さったのかに
              ついても書いてくれたら、もっとうれしかったです。