授業bP 青年期
T.Q.「青年期はどのように定義されているか?」
T.A.
青年期は何歳から何歳までとははっきりと決まっていないが、身体の第二次性徴と心の自我が目覚め
た時からその平衡・成熟までとされていて、「第二の誕生」と呼ばれている。また青年のことを「周辺人
(マージナル=マン)」と呼んだりもする。近現代や文明社会では、この期間が長くなる。
2022(R4)年度
4月19日(火)
「自己の発見」
不安と悩みは他者と自分を比べることで生まれ、劣等感や孤独感、疎外感を生み出してしまう。しかし、人それぞれ
個性があり、自分らしくいいものを持ち味にすることが大切である。
授業担当者のコメント:「自分らしくいいものを持ち味に」のフレーズが素晴らしいです。あなたの「よい個性=
持ち味」をたくさん発揮して、自由に、そして幸福に生きてくださいね。
「(子どもなのか大人なのか)」 ※( )内は、授業担当者
ドイツの心理学者レヴィンの考えに共感できた。なぜなら、自分も子どもなのか大人なのか分からない時があり、自分
の都合でしゃべる大人が理不尽だと思ったから。
授業担当者のコメント:私もそうでした。そして、「こんな理不尽な大人には、絶対にならないようにしよう」と思って
いました。でも実際に自分が親になり先生になったら、親には親の、先生には先生の難しさもある
ということを知りました。大切なことは、お互いを思いやることなのでしょう。「人生は共生」
ですね。
2021(R3)年度
4月14日(水) 3K倫理
「見つめ直す」
自分の事を改めて見つめ直すことが大切だと思った。なぜなら、自分の個性を武器にしたりして、他人の役に立つことが
できるかもしれないから。
授業担当者のコメント:「自分の個性を武器に」もステキですが、「他人の役に立つ」も素晴らしいです。あなたの「よい
個性=持ち味」をたくさん発揮して、自由に、そして幸福に生きてくださいね。
「青年期」
社会に出て仕事について経済的に自立し始める22〜23歳頃までが青年期であることが分かった。そして僕は、高校生で青年
期が終わると思っていたが、仕事をしっかりできるようになってからこそ青年期が終わるんだと思った。
授業担当者のコメント:「仕事をしっかりできるようになってからこそ」の部分が、大人っぽくてカッコいいです。私も、
22〜23歳の頃が懐かしいです。そして、その頃好きだったこと(映画やギター、バイクなど)が
今も好きで居続けていることに喜びと誇りを感じています。
〜番外編〜
「集団の同調圧力はやめた方がいい(死人が出るから)」
授業担当者のコメント:ある生徒が書いてくれたメモ(意見)です。これは大事なことですね。昔、日本の村落にあった
「村八分」のことを思いました。ちなみに、「二分」とは葬式と火事のことだそうです。その二つ
以外は、疎外(疎んじて外されること)されたのですね。
4月15日(金) 3I倫理
「成長」
僕は今、第2次性徴の時だと思いました。そして、自己を発見するために他者と比べるなんて、子どもの時には無かったの
に今はあるので、自分は成長していると思いました。
授業担当者のコメント:なるほど、他者と比べなかったのが子ども時代で、他者と比べるようになるのが青年期なのですね。
そして、他者と比べて自分を知ることができるようになることを、あなたは自分が成長している証拠
だとプラス思考で考えているのですね。素晴らしい!
「自己」
私は今日の倫理の授業で、自分を他者とあまり比べないで、自分の個性を大切にしようと思った。また、だめだと思うところは、
自分を伸ばせる「伸びしろ」にしたいと思った。
授業担当者のコメント:自分の個性(いいと思うところだけなら「持ち味」)を大切にすることが、自分を大切にすること。
そしてそれは、他者を尊重し思いやることにもつながると思います。なぜなら、他者もまた自分の
個性を大切にしている「かけがえのない存在」だから。
「個性」
私は自分に個性がないと思っていて、自分の体型や顔のパーツが嫌いで、自分の性格も嫌いです。それでも、自分が知ろうと
していないだけで、自分にも+(プラス)の個性があるのかなと思ったし、少しでも見方や考え方を変えてみようと思いました。
授業担当者のコメント:私もそうでした。そして、少し見方や考え方を変えてみたら楽になれたし、笑顔も増えて人に好かれる
ようになりました。そうすると不思議なもので、ますます期待に応えようとしてサービス精
体型や顔のパーツも気にならなくなった…というより「これでいいじゃん(これがいいじゃん)」と思
えるようになりました。大切なことは、心の持ち方なのでしょう。この世にたった1人だけの自分を、
まずは自分で大切にしてあげましょう。
2020(R2)年度
6月5日(金) 3C倫理
「授業を通して」
自分の知らない言葉ばかり出てきたけど、こうやって授業を通して学んでいくことは楽しいと思った。だから、ノートをしっかり取って、自分の知識を増やす。
授業担当者のコメント:「知らなかったことを知るよろこび」「分からなかったことが分
を味わうことが、学ぶことの大事な目的だと思います。そして、
「(人間は特別)」 ※( )内は、授業担当者
人間は特別な生物であり、それぞれ個性があるから「いい」。だから私は、自分の個性(のよい部分=持ち味)を磨いていこうと思った。
授業担当者のコメント:「人間を超越した偉大な存在」=神様や仏様が本当にいるとした
のでしょう。「他人と比べず、自分らしくいればよい。自分だけが自分になれるのだから」と言ってくれているのでしょう。
「大人」
20歳になれば大人になれるわけじゃないんだな、と思いました。なぜなら見た目が大人でも、精神的に成長していなかったら、それは大人ではないと思ったからです。
授業担当者のコメント:なるほど、「精神的な成長イコール人間的な成長」なのですね。なぜなら、精神を持っているのが人間だから。それで私たち人間
は、体だけでなく心(精神)でも生きているんですね。そして、「死んでしまったら全てが終わり」じゃないんですね。「肉体は
滅びても心(精神)は残る」って考えたら、生き抜く勇気が出ます。
2019(H31→R元)年度
4月16日(火) 3I倫理
「青年期」
私は、青年期が大事だと思う。なぜなら、大人になるためには、心と体どちらも成熟していないといけないから、大人になるための準備期間になっていいと思う。
「青年と現代」
私が今まで経験した事に、名前が付いている事を初めて知った。また、今、感じている事やこれから経験する事についての名前も学んで、今後の成長の参考にしたいと思った。
「マージナル・マン」
「青年期は境界人」という定義があり、大人にいいように扱われることが嫌です。でも、それは逆に、「両方の立場に居座れる」という意味にもとらえられると、私は思いました。
「(青年期は滑走路)」 ※タイトルは授業担当者
自分達はまだ、滑走路を走っている途中だと言われ、「あぁ、確かに」と思った。だから、何もかも中途半端な自分を、これからどのようにして変化させていくかを考える授業になった。
「青年期と自己の発見」
青年期には、始まりから終わりまでに深い意味があると分かった。また、青年期では、自分と他者を比べても、自分の個性のプラス面を持ち味にすることが大切だと分かった。