2019(H31→R元)年度

授業№35 合理論(デカルト)、プラグマティズム

T.Q.「デカルトの学問観とは、どういうものか?」

T.A.
デカルトは方法的懐疑から「我思う、故に我在り」という結論に達し、自我が出発点であるとした。さらに演繹法による事実の導き方を考え出し、物心二元論では機械論的自然観を主張した。このようにデカルトは、神にとらわれない新しい科学的な考え方を説いた。

12月9日(月) 3K倫理

「プラグマティズム」 ※( )内は授業担当者

私はプラグマティズムの考え方が好きだ。なぜなら、何か(善や美の真理とか)を難しく考えるよりも、行動に移す(行動してみる)ことの方が効率的(効果があるかどうかやうまくいくかどうかがすぐに分かる)だと思ったからだし、考え方が単純(シンプル)で分かりやすいと思った。

授業担当者からのコメント:理性を経験よりも重視する合理論(フランスやドイツらしさ)よりも、経験や行動を理性以上に大事にする経験論(イギリスらしさ)やプラグマティズム(行動主義)(アメリカらしさ)の方が、あなたの人生観や価値観に近いのですね。私はどちらかというと、合理論(ていうか合理論と経験論のそれぞれの「いいとこ取り」したカントの哲学)がしっくりきます。ロマンティック過ぎるかな…と、自省もするのですが。

「デューイ」 ※( )内は授業担当者

デューイが考えた、「知識は試行錯誤を通して改良されるという道具主義」が印象に残った。(よって)このことから、ただ学校で学ぶだけじゃなくて、頭に入れて(学んだことを道具として使えるようにして)おくことが大切だと分かった。

授業担当者からのコメント:哲学者のデューイは、実は教育学者でもあるんですよ。「教育とは、試行錯誤を通して自ら成長していく子どもたちを、大人が支えて応援して励ますこと」という考え方を大切にし、それを実践した人なのです。私も、そんな先生(大人)になりたいと思っています。

12月13日(金) 3I倫理

「デカルトの考え方」 ※( )内は授業担当者

これまでの(授業)の、神が関係する考え方よりも、すごく現実的で、(私の思う)哲学らしい考えだと思った。(そして、)何に対しても(疑うとか自分の頭で)考えることによって、物事(や事物)の一つひとつの理解が深まる(原理や原則をそれらに当てはめてみることによって、それらを深く理解する<=演繹法>)ことはいいことだと思った。

授業担当者からのコメント:「神が関係する考え方」とは、パスカルやカントの思想のことでしょうか。しかし、宮崎駿監督のジブリ作品や世界的に大ヒットした新海誠監督の「君の名は。」「天気の子」などで描かれる世界には、宗教的な要素が多く取り入れられていますね。環境問題や平和・人権の問題を改善・解決するには、「神」が関係する哲学が必要なのかもしれません。

「プラグマティズム」 ※( )内は授業担当者

今回の授業でプラグマティズムという哲学が出てきて、私はとてもその考え(知識とは、試行錯誤を通して改良されるという道具である)に共感できた。なぜなら、「道具は使い方次第」という言葉や「全ては道具」という考え方は、これに当てはまると思ったからである。

授業担当者からのコメント:「弘法筆を選ばず」ということわざがありますが、弘法大師(空海)は、「腕前だけでなく、道具(筆)も大事」と言っているそうです。楽器がそうですよね。

「道具主義」 ※( )内は授業担当者

この考え方(知識とは、試行錯誤を通して改良されるという道具である)には賛成ですが、道具という言葉に違和感を持ちました。なぜなら、僕が道具という言葉が嫌いだからですし、考え方(哲学や宗教といった思想など)を物としてしか扱っていないようで嫌いです。

授業担当者からのコメント:なるほど。何かに喩えること(比喩)のマイナス面ですね。プラス面は、具体的で分かりやすくなることなのですが。確かに道具には、「たかが道具」のようなニュアンスが感じられますね。実は、3学期の授業でフランクフルト学派の哲学が出てきます。そこでは「道具としての理性」がファシズム(ナチス=ドイツや独裁者ヒトラーの政治体制)を生み出した原因として、道具という言葉(比喩)が否定的に使われています。これは授業の先取りですね。素晴らしい感性です!