2019(H31→R元)年度

授業bP5 儒教A

T.Q.「孟子と荀子の共通点と相違点とは?」

T.A. 
孟子は性善説、荀子は性悪説。この二つが両者の大きな相違である。しかし両者の考えは、前者が礼によって導かれ、後者が礼によって矯正されるというものなので、「礼を重んじる」という点では似ている。礼を道徳的なものとみなしたのが孟子の徳治主義で、刑法的なものとみなしたのが荀子であるといえる。

9月6日(金) 3I倫理

「善と悪」 ※( )内は授業担当者

孟子の意見も荀子の意見も、どちらもなるほどなと思ったけれど、私は(人間の本性は)善でもあり悪でもあると思う。なぜなら、孟子も荀子も、最終的には善と悪の2つのことを話しているから。

「性悪説」

私は性悪説は少し違うんじゃないか、と思います。なぜなら、心からの良心が1ミリも無い人なんていないと思うし、みんながみんな、偽(よそおい)ではないと思うからです。

(「荀子の性悪説に賛成」) ※( )内は授業担当者

私は荀子の考え方に賛成です。なぜなら、人は必ずしも生まれつき善の心を持っているわけではなく、生まれてから学んで、どう行動すればいいかを考えるから善になれると思うから。

「永遠の未完成が完成」

今日の授業で印象に残ったことが2つあって、それは「永遠の未完成が完成である」と「死刑で犯罪が減る」で、この2つのことについて考えさせられるアニメがあります。それは、「デス・ノート」というアニメです。主人公が死に対する恐怖から、完璧な世界をつくろうとしていて、それが「永遠の未完成が完成」につながります。つまり、正しいだけの世界をつくることは不可能であり、それは人が完璧な生物ではないからなのです。

9月9日(月) 3K倫理

「人間の生まれた価値」 ※( )内は授業担当者

人間は生まれた時は純粋なのに、なぜ成長して(大人になって)いくにつれて悪くなっていくのかを考えると、とても悲しくなった。だから、人間は何も知らない(大人にならない)方がいいのではないかと思った。

授業担当者からのコメント:絵本作家の五味太郎さんが著書『勉強しなければだいじょうぶ』の中で書いている、次の言葉を紹介します。
「五味太郎の仮説。生物は魂のピークの時に生まれ出る。そして、その高みから落ちないように抵抗するのが生きるということ。頭でっかちだと落ちやすい。システムにとらわれると落ちやすい。チーターを見よ。シンプル。共生という感覚も、『いっしょに漂っていようよ』なのでは?」
どうですか? 「ぶっ飛んだ考え方」だと思いせんか? こういうの、「ロックンロール(ロケンロール?)!」って感じ。

「荀子」

私は荀子の、「人間の本性は悪」という考え方が、なるほどなあと思いました。なぜならば、ほとんど全ての人間が、良いことよりも悪いことを考えると思うからです。「僕のヒーローアカデミア」というアニメに、「ワン・フォー・オール」という正義のヒーローと「オール・フォー・ワン」という悪の敵が出てきます。才能(?)のない主人公が、努力してヒーローになることを目指すといういい話なので、先生も暇があれば是非観てください。

授業担当者からのコメント:「僕のヒーローアカデミア」、ネットの動画で観ました。「永遠の未完成こそが完成である」(今日の授業で言うと、「君子を目指してトライを続ける大丈夫こそが君子」)と書いている宮澤賢治のスピリットに通じる世界観を感じました。