No.86   T.Q.「明と清の税制改革とは?」           

B 明清の社会
 (1) 経済 
  1 農 a [1    ]が進む
       b 江南新開発 
       @ 蘇湖(長江下流)…綿花・桑栽培
          蘇州・湖州(今の江蘇・浙江省で、江浙ともいう)
       A [2    ](長江中流)…新たな水田地帯
           今の湖北・湖南省
       ∴「湖広熟すれば天下足る」←「蘇湖(江浙)熟すれば…」
          (明・清)            (宋・元)
  2 綿・絹織物…家内手工業。蘇湖が中心
  3 商 a 行・作(宋代より)→[3    ][4    ]の設置も
                      同郷者・同業者の互助組織
       b 大商人グループ…山西商人、新安商人
                           今の安徽省
       c [5   ]の流通(16Cより) cf. 明初は銅銭・紙幣も
       ∵日本・メキシコ銀の流入                     
            スペインの植民地
       d [6    ]の成長 ∴清代でも漢人の地方実力者 cf. 英のジェントリ
          地主や大商人で地元の士大夫(科挙合格者)
  4 対外貿易…海港の市舶司(清では海関)が担当
   a 公貿易…朝貢貿易中心
    cf. 明(洪武帝)や、清(1757、乾隆帝)の海禁
   b 私(→密)貿易 with 日本人、ポルトガルスペイン人(16Cより)     
                       マカオに居住権  フィリピンのマニラが拠点
    →[7      ]の増大…禁を破って東南アジアetc.に移住
  5 税制改革
   a 明代…[8      ](16C半、江南で→末、全国化)←両税法を廃止
          地税と丁税を一本化して銀納
              人頭税…人丁(成年男子)ごとの税や労役
   b 清代…[9      ](18C初、広東で→半、全国化)
          丁銀地銀に組み込まれ消滅
          丁税   地税
 (2) 農民反乱
  1 [10      ]…佃戸の地主への反乱 
        小作料
  2 奴変…奴隷の身分解放闘争

No.86. Ans. 
1. 佃戸制 2. 湖広 3. 会館 4. 公所 5. 銀 6. 郷紳 7. 南洋華僑 8. 一条鞭法
9. 地丁銀制 10. 抗租運動

                                 
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