No.59   T.Q.「14Cのペストは西欧をどう変えたか?」                
   
         5 西ヨーロッパ中央集権国家の成立   

@ 教会勢力の衰退      
 (1) 14C初、アナーニ事件                          
  × 教皇[1           ]_聖職者への課税に反対
          vs
  ○ 仏王[2        ]_教皇をアナーニ(ローマの東南)で捕らえる            
   cf. 「[3          ]」(1309〜77)…南仏の[4        ]に教皇庁移転
 (2) 1378〜1417、[5      ](大シスマ)…ローマに戻った教皇 vs アヴィニョンの教皇           
                             独帝・英王が支持       仏王の下
 (3) 14C後半、教会改革
  1 [6      ](英)_聖書を英訳→死後、異端に    
  2 [7   ](ベーメン<ボヘミア>)_ウィクリフに共鳴→異端とされ火刑
   cf. [8      ](15C前半)…フス派によるチェック人民族運動
 (4) 1414〜18、[9           ] by 独(神ロ)帝ジギスムント       
  1 ローマの教皇が正統 ∴大シスマ終る     ハンガリー王を兼任→後、ベーメン王も  
  2 ウィクリフ・フス説を異端とする               

A 封建制・荘園制の崩壊
 (1) 農民の経済力向上
    11C、農業技術の改良 ex. 鉄製農具・有輪犂・三圃制農法
 ∵  余剰生産物を貨幣に交換
    [10     ]の広まりで荘園が変化
    …貢納が貨幣地代に。直営地が保有地に組み込まれ消滅(賦役も消滅)
 (2) 農民の地位向上
  ∵14C半、[11    ](ペスト)流行→農民人口が3分の2〜2分の1に激減 ∴待遇改善
                          ex. 英では[12       ](ヨーマン)が発生
  but 領主が「封建反動」…直営地・賦役の復活
   ∴農民一揆→鎮圧されるがしだいに要求実現
    ex. 1358、北仏で[13      ]の乱
                 「どん百姓」
   1381、英で[14           ]
            cf. 「アダムが耕しイヴが紡いでいた時、誰が貴族であったか」 by ジョン=ボール_思想的リーダー
 (3) 王権の伸張                               
  1 諸侯・騎士の没落…単なる廷臣や地主に 
      荘園制崩壊    宮廷で王に仕える家臣
   ∵  戦術の変化…鉄砲の実用化(15C)  ∴騎兵の個人戦衰退→農兵の集団戦へ
      戦争による疲労  ex. 十字軍
  2 市民の地位向上…経済的に王と結ぶ ∵国内市場の統一を望む        

No.59. Ans.
1. ボニファティウス8世 2. フィリップ4世 3. 「教皇のバビロン捕囚」 
4. アヴィニョン 5. 教会大分裂 6. ウィクリフ 7. フス 8. フス戦争 
9. コンスタンツの公会議 10. 貨幣経済 11. 黒死病 12. 独立自営農民 13. ジャクリー 
14. ワット=タイラーの乱
  

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