No.52
T.Q.「カールの加冠とその意味するものとは?」
C [1 ](仏語シャルルマーニュ)_小ピピンの子で2代。アーヘンを中心に
外…北伊のロンバルド王国を滅。独中部の
ザクセン(サクソニア) 地方平定。
アジア系
[2 ]を撃退。
「サクソン族の地」
スペイン辺境のイスラーム勢力に○
cf.「マホメットなくしてカール大帝なし」…ムスリムからの防衛で西欧のリーダーに
∴今の独・仏、北伊を支配下に but ノルマン人の侵入
内 1 全国を州に(長官=伯)。巡察使…伯を監察
2
[3 ]…ラテン古典の復興 cf. アルクィン(英)を招く
∴ゲルマン的要素とラテン的要素が結合
3
[4 ](=加冠)
…800、教皇
[5 ]がローマ皇帝(「復活西ローマ皇帝」)の冠を ∵保護者を求めた
a 西ヨーロッパ世界の誕生…ヨーロッパの3要素(ゲルマン+カトリック+ラテン)が一本化
b キリスト教世界が二分→11C、相互に破門 ∴ローマ=カトリック教会が成立
2 西ヨーロッパ封建社会の発展
@ フランク王国の分裂
∵分割相続、伯が地方勢力(→諸侯)化、ムスリム・ノルマン人の侵入+α=独・仏・伊3言語集団形成
(1) 843
[6 ]…三分割
ルードヴィヒ→ 東フランク王国(後の独)…only ゲルマン人
シャルル → 西フランク王国(後の仏)…ケルト・ラテン人含む
ロタール → 中部フランク王国(後の伊が中心) but
ロタールの死
870
[7 ]…中部フランク領の北部が東フランクと西フランクへ
(2)
[8 ]…875、カロリング朝早くも断絶→教皇・諸侯・都市が分立(1861まで分裂)
1 外圧…ビザンツ帝国の脅威。南伊にイスラーム勢力やヴァイキングの侵入。
神聖ローマ帝国のイタリア政策
2 都市共和国成立→互いに争う ex. ジェノヴァ・ヴェネツィア
(3)
[9 ](ドイツ)→ドイツ王国(911〜) →神聖ローマ帝国(962〜1806)
1 諸侯・教会の勢力強大
2 911、カロリング朝断絶→選挙王政 cf. 古ゲルマンの民会の伝統
…2代ザクセン(サクソニア) 公→即位 as ハインリヒ1世
3
[10 ]_ハインリヒ1世の子。国内の教会と結び、諸侯に対抗。
アジア系
[11 ](今のハンガリー人の中心)を撃退
→ 962、教皇がオットーを「ローマ皇帝」に ∴以後、独の領域=
[12 ]
4 不統一→帝権は弱体
∴イタリア政策 for 諸侯に対する権威確立 but かえって国内がおろそかに
(4)
[13 ](フランス)
…987、カロリング朝断絶→カペー朝(987〜1328)成立
1 初代
[14 ]_パリ伯
2 仏王(少ない領地) with 諸侯(広大な領地) ∴王権は弱体
No.52. Ans.
1. カール大帝 2. アヴァール族 3. カロリング=ルネサンス 4. カールの戴冠
5. レオ3世 6. ヴェルダン条約 7. メルセン条約 8. イタリア 9. 東フランク王国
10. オットー1世 11. マジャール人 12. 神聖ローマ帝国 13. 西フランク王国
14. ユーグ=カペー
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