No.92.
1. 実験・観察から真理に到達しようとする『新オルガヌム』を著した、近
│1 │
代合理主義思想の先駆といえるイギリスの哲学者は誰か。
2. イギリスのフランシス=ベーコンに代表される、認識の根拠を実験・観
│2 │
察に求めた哲学を何というか。
3. 疑うことのできない法則から論理的な思考により真理に到達しようとす
│3 │
る、近代合理主義思想の先駆とされるフランスの哲学者・数学者で、科学
と宗教を分離したのは誰か。主著は『方法叙説』。
4. 仏のデカルトに代表される、認識の根拠を理性に求めた哲学は何か。
│4 │
5. 汎神論(自然全体そのものを神とする)を主張して、科学と宗教の統一を試みた、オラ
│5 │
ンダの合理論哲学者は誰か。主著は『倫理学(エチカ)』。
6. 宇宙は自己完結的な神としての単子(モナド)から導き出された事物の総和
│6 │
であるとする単子(モナド)論を主張して、科学と宗教の統一を試みた、ドイツ
の合理論哲学者は誰か。主著は『単子(モナド)論』。
7. デカルトに反発し、キリスト教の真理を説いたモラリストの代表で、17
│7 │
世紀フランスの哲学者・数学者・物理学者は誰か。主著は『パンセ(瞑想録)』。
8. イギリスの経験論と大陸(ヨーロッパ大陸のことで、フランス・ドイツなど)の合理論を批判的に
│8 │
総合した、ドイツの哲学者は誰か。
9. 生存権や基本的人権など、人間が生まれながらにして有していると考え
│9 │
られる権利(自然権)を保障する法思想で、近現代では実際に行われている法律
の上位にあるとされ、非宗教的で合理的な根本原理と考えられたものは何か。
10. 自然法思想を国際関係に適用して国際法を説き、「近代自然法の父」の
│10 │
他に「国際法の父」といわれる、16世紀末から17世紀前半に活躍したオラ
ンダの法学者は誰か。主著は『海洋自由論』、『戦争と平和の法』。
11. 自然法思想に立ち、社会や国家はそのメンバーが互いの自然権を認め合
│11 │
うための契約によって成立すると主張する政治学説を何というか。
12. 社会契約説の立場で王権神授説を否定したが、国王主権を唱え絶対主義
│12 │
を弁護した、王政復古時代のイギリスの政治学者は誰か。主著は『リヴァ
イアサン』(「万人の万人に対する闘い」で知られる)。
13. 社会契約説の立場で絶対主義を否定し、国民主権を唱え名誉革命を理論
│13 │
的に正当化したイギリスの政治学者は誰か。アメリカ独立宣言や日本国憲
法にも影響が大きい。主著は『統治論二篇』(『市民政府二論』)。
14. 「理性の光」に照らして、前近代的で不合理な権威・思想や制度・慣習
│14 │
を批判し、人間社会の進歩を信じる思想を何というか。
15. 18世紀後半、フランスの『百科全書』編集の中心になった啓蒙思想家で、
│15 │
ロシア女帝のエカチェリーナ2世に年金を支給されロシアを訪問したのは誰か。
16. 迷信やカトリック教会の非寛容・偽善を攻撃した、18世紀フランスの代
│16 │
表的な啓蒙思想家で、ロシア女帝エカチェリーナ2世とは文通、プロイセン
大王フリードリヒ大王とは交際したが最後に喧嘩別れしたのは誰か。主著は
『哲学書簡』(『イギリス便り』)。
17. 高等法院長退職後、ヨーロッパ諸国の法制度を研究した、仏啓蒙思想家
│17 │
・法学者は誰か。主著は三権分立の考え方を確立した『法の精神』。
18. スイスのジュネーヴに生まれた孤児で、放浪生活の後はフランスで活躍
│18 │
し、文明社会を鋭く批判した啓蒙思想家は誰か。デビュー作は『人間不平
等起源論』で、私有財産制を批判。主著は『社会契約論』、『エミール』、『告白』。
19. 国家や社会の富の源泉を生産に求め、農業をその基盤としてその自由な
│19 │
経済活動を主張した18世紀フランスで盛んになった経済思想は何か。
20. 重農主義の経済思想を創始した、仏経済学者・宮廷医師は誰か。
│20 │
主著は『経済表』(「レッセ=フェール(なすにまかせよ)」で知られる)。
21. 重商主義を批判、重農主義の自由(主義)経済を援用して、国家や社会の富
│21 │
の源泉を生産的労働に求め、あらゆる産業における自由な経済活動を主張
してイギリスに生まれた経済学は何か。
22. 18世紀イギリスで、古典学派(自由主義)経済学を創始したのは誰か。主著は
│22 │
『諸国民の冨』(「神の見えざる手」で知られる)。
解答はこちら