No.123
「セオドア=ローズヴェルトによるモンロー主義の新解釈」
☆ 「ここには俺(=米国)以外の誰も手をつけない」。帝国主義時代を
代表する米共和党大統領であるセオドア=ローズヴェルトによる
モンロー主義(1823年モンロー大統領が発表した教書にもとづく)の
「帝国主義的な」新解釈を風刺している。
なお、この風刺画は南米アルゼンチンの漫画家による。
「活動中のセオドア=ローズヴェルト」
☆ 強権にもとづく彼の革新主義(進歩主義)と中南米への帝国主義的な進出
(特にパナマ進出)を風刺したもの。
その強権政治は憲法と議会政治範囲内のものだが、ライバル政党である民
主党など反対派は独裁政治とみなし、彼の改革を「クーデタ」と称して非難した。