No.102

「変節つづきのタレイラン」

☆ 18世紀末から19世紀前半にかけて活躍したフランスの政治家タレイラン
  彼は、フランス革命の最後の総裁政府、ナポレオン独裁の最初の舞台であ
  る統領政府、ナポレオン1世の第一帝政復活ブルボン朝のいずれにも
  味方し、それらをことごとく裏切った。
   1830年の七月革命の時には、新国王ルイ=フィリップの信任を得て、イ
  ギリス駐在公使となった。
   これは風刺画家の格好な材料であった。風刺画のタレイランの口から出て
  いるそれぞれのセリフは、「名士会万歳」、「自由万歳」、「国民公会万歳」、
  「第一統領万歳」、「皇帝万歳」、「ルイ18世万歳」、「シャルル10世万歳」、
  「ルイ=フィリップ万歳」。