YUKIE.Y(K)の「北欧紀行」
vol.5 05.2.28
北欧の旅
(5)ノルウェー ソグネフィヨルド編
<行程>オスロ【朝】→ミュルダール→フロム→グッドバンゲン→ヴォス→ベルゲン【夜】
…と、いうわけで朝、ホテルを出発。朝の7時半というのに駅のベンチはなんだか黒人とアラブ系の
少年でいっぱい・・・・。行き場のない子達なのだろうか。でもまったく良い気はしない。
←バイキング色の濃いノルウェー硬貨
ヨーロッパの鉄道が常にそうであるように改札がない。ベルゲン行きのホームへ。電車はかなり豪
華でわれわれの2等車でも新幹線のグリーン車のような印象。美しく清潔な内装。木がふんだんに使
われており温かみのある電車。
途中までは静かだったのだが途中の駅でフランス語を話す若者集団とスペイン語集団が乗ってきて
うるさくなる。日本だとかなりイライラするし、車掌が来たりするほどのにぎやかさになるが、最初はイラ
イラしたもののまったりとした車内と車窓の風景がイライラ心を消し、なぜか彼らがほほえましくなる始
末。他の客はアメリカ人らしく、スペイン人にお菓子をあげていたが、スペイン人はまったく英語がダメ
のようだった。スペイン人は車内で音楽を鳴らしたり、歌いだしたり陽気だった。たまにくる車掌も彼ら
を見て微笑んだりしていた。
ノルウェーで思ったのは電車やバスに英語表示が出ない、ということだ。だからなんだかよくわから
ない。
車窓からの眺めはなんだか山中の我谷や白山麓や大倉岳の方を思わせる感じのものが延々と続く。
この沿線には住んでいる人はいないようで、この電車が観光用であることを感じた。途中に小屋がた
くさん見えたりした。子供が手を振ってくる。サマーハウスのようだ。
しかし「フィンス」(標高1222m)につく頃には景色はダイナミックなものになり、氷河に歓声の声が上
がり始める。フィンスで休憩、とのことで降りてみることにした。私たちが最初に降りたのだが、それを見
て皆、降りてきた。この駅には登山客やマウンテンバイクを担いだ人がいっぱいいた。しばしの停車の
後、また出発。
←オスロ駅からの車窓風景
ミュルダールで「フロム登山鉄道」に乗り換える。登山鉄道は実に味のあるレトロなものでした。途中
「ショースの滝」で停車。滝へ皆降りた。だいたい見たのでもういいかな、と思ったら歓声があがる。滝の
中腹で赤い服の女性が音楽に合わせて踊っていた!当地の民話を再現するアトラクションらしい。
フロムからは遊覧船に乗った。一番前をゲット。しかし混んでるし、日本人年寄り団体がウザイ。鳥にえ
さをやるのはいいのだが、そのくずが夫の頭にやたらかかってきて、注意したらふてくされていた。
のどかな船内とは言いがたいが景色は絶景で素晴らしいものだった。
←フィヨルド@ ←「ナイス・ショット!」@
「ナイス・ショット」A→ フィヨルドA→
←フィヨルドB ←「ナイス・ショット」B
グッドバンゲンからはバスに乗った。バスはとんでもなく急な上に狭い道をどんどん上がっていった
(途中でこすっていた)。スタルハイム峡谷というところらしい。で、スタルハイムホテルで休憩。美しい
峡谷の眺めを楽しみ、出発。ヴォスからは古い電車に乗り、やはり何もない眺めを楽しみつつ、だんだ
ん工場が出没するようになり、ベルゲンへ到着。
←スタルハイム峡谷@ ←スタルハイム峡谷A
←スタルハイム峡谷B ←lorelei
ベルゲン着は9時だったためもうあまり店も開いてなかったりして、残念だった。しかしやはり11時ま
で暗くならない。泊まったホテルは1928年建築の美しいホテルで部屋がとても広かった。