しのぶの「ドイツ便り」   
                                                vol.14 05.5.3 



 先生、こんにちは。

 日本は今日からゴールデンウィークなんだね。

ドイツの日系企業も今日から連休の所多いけど、ウチは違ってダンナさんは今日も出社です。

 私は今日は金曜日で特に予定もなかったので、ブログ作ってみました。

前からホームページ作ろうと頑張ってたんだけど、なかなか時間が取れなくてダメで。

ブログだったらすぐ出来るかなと思ってやってみたら、5分で出来てしまったよ。

これから日記とか書いていこうかな〜と思っております。

 先生のホームページをブックマークに載せても良い?

ちなみに今日は立ち上げたばっかりだから日記も書いてないけど、

一応アドレスは

です。

 まだ上手く起動できてないかも。
  
 それでは、あっことの旅行記送ります。
 

 
2004年11月18日。日本からアッコが遊びにきました。

これから彼女は2ヶ月イタリア、トルコ、モロッコを旅するのだけど、

その前に少しドイツに寄ってくれたのです。
 
 翌日ケルンの大聖堂が見たいと言うので、DB(ドイツ鉄道)(写真@)でケルンへ。

途中
フランクフルトにも少し寄る。DBの素晴らしいところは、途中どこを経由して、

何時間滞在しても、料金が高くならないとこ!

しかも人数が増えれば増えるほど割引率アップ。おまけに3日前までに予約すると25〜50パーセントオフになるのです。

←写真@「DB(ドイツ鉄道)からの眺め」

ケルンまではICEという超特急で約3時間。

車で160キロ出しても4時間はかかるんだから、200キロは出てるのかな??
 
 
 ケルンは寒かった〜。

ケルンの大聖堂
に初めて登る。

途中下が見えたりして、とっても怖い。

ようやく頂上へ。落書き(写真A)が多かった。こんなとこまで・・・。

←写真A「ケルン大聖堂の落書き」

上からの眺めは微妙。高さも少し中途半端だし。

今はケルンで一番高い(?)この大聖堂も、数年後高層ビルが出来る計画があるとかで、

世界遺産の名も剥奪されるという噂があるから、

ちょっと感慨深い気もしたよ。
 

 2日目、シュトゥットガルトの街中を散策。

お昼はドイツ料理。この写真の肉!これは南部で有名な「シュバイネハクセ」という豚足だよ。

豚足と言っても、日本みたいに先の方ではなくて、腕?太もも?の部分。

せっかくなので頼んでみました。でも今回は少し家畜臭かった・・・。

油をかけながら焼いている感じで、周りはパリパリ。癖があるのを除けばなかなか美味しいのだけど。
 
 本格的なクリスマスマルクトは翌週からだけど、既に何件か出店があったよ。

そこで名物の「グリューワイン」を飲む。甘くて暖かい赤ワインです。

 体が暖まった所で、ルートヴィヒスブルク城(写真B)へ。
 
シュトゥットガルトからは電車で30分弱。

このお城はヴェルサイユ宮殿をモデルに作られたもので・・・といっても冬なのであんまりキレイではなかったかな。

春は花が咲いて素晴らしい庭なんだけど。

←写真B「ルートヴィヒスブルク城」

 
 ドイツ滞在後、二人でミラノ、ヴェネツィア1週間の旅に出発!

 まずはミラノへ。

チザルピーノというイタリアの国際列車に乗って行ったよ。

車内はあんまりキレイではなかった。やっぱりドイツ鉄道って良いんだなと実感。

初日は移動でお疲れ様。
 

 ミラノ2日目。

まずはお買い物。とにかくオシャレなお店が多くって、全く前に進めない〜。

やっぱりミラノはショッピング天国だぁ。
 
 お昼、ドゥオモ(写真C〜G)へ。

正面は残念ながら修復中で、ちょっと感動も薄れてしまったけど、

屋根の上に登ったらもう最高。天に突き刺すように伸びた尖塔に圧倒されてしまった。

さすがゴシック建築の最高傑作!

                 
↑写真C「ドゥオモ(後方より)」  ↑写真D「ドゥオモ(側面より)

        
↑写真E「ドゥオモ(尖塔)」    ↑写真F「ドゥオモ(屋上)」

←写真G「ドゥオモ(内部)」

フィレンツェやケルンの大聖堂とはまた違った、荘厳な感じがまた良かった。

屋根の上は日本人が多かったよ〜。というか、日本人だらけ!
 

 ミラノ3日目。

今日は1ヶ月程前に予約しておいた、
「最後の晩餐」を見る日。

最後の晩餐は修道院(写真H)の食堂に飾られていて、ちょっと他の絵画とは違った感じ。

←写真H「『最後の晩餐』のある修道院」

一人15分の見学時間でトコロテン方式で出されてしまうけど、

食堂には最後の晩餐ともう一枚の絵しかないので、時間が足りないって事はなかった。

絵はまさに壁画で結構大きいものだったけど、これも「わぁ〜!すばらしい!」というより、

「へぇ〜、これかぁ。」というのが私の感想。(分かりにくい?)

何度も修復が繰り返されているようだけど、色が薄くて結構繊細な印象でした。
 
←その他の写真「ミラノの街並み」

 
 ミラノからヴェネツィアへ。

車内で向側に座った、ちょっと「ゴットファーザー」に出てきそうな一見怖そうなオジサマに話しかけられる。

渋い表情でテンション低いながらも結構喋る喋る。

途中ヴェローナを通る時「ここがロミオとジュリエットの街だよ。」と説明してくれたり。

「でも本当はヴェローナが舞台じゃなくってね、ここなんだよ。」と他の駅に着いた時言ってた。

何と言う駅かは忘れちゃったけど。とにかく見た目に反して良い人でした。


 さてさて
ヴェネツィア(写真I〜M)に到着。

ヴェネツィアはとっても不思議な空間。車はなく、波の音だけ。

でも少し遠くの方には隣町が見えて、そこにはバスや車がガンガン走ってるし。
 

 ガイドブックにも書いてあったけど、本当にヴェネツィアでは地図は役に立たなかったよ。

とにかく迷路!でもそんなに大きな都市ではないから、迷っても大変な事態になる事はまずないけど。

そして小さな路地もまたステキで、何処を撮っても絵になるし、グルグル歩くのも楽しい。

寒かったけど、雨が降らなくて良かったな〜。浸水する事もあるらしいし。

あんまり観光名所という所はなかったけれど、ぼ〜っと運河を眺めている時間がとても貴重に感じたよ。

            
↑写真I「ヴェネツィアの運河(遠景)」  ↑写真J「ヴェネツィアの運河(近景)」

             
↑写真K「ヴェネツィアの運河に架かるリアルト橋」  ↑写真L「ヴェネツィアの運河に架かる『ため息の橋』」

←写真M「ヴェネツィアのサンマルコ広場」

夕暮れ時も素晴らしい眺めでした。

←写真N「ヴェネツィアの運河に沈む夕陽」 
 
 ベネツィアといえば魚料理。

夜は鱸(すずき)にチャレンジ。

焼かれたお魚がガラガラと運ばれてきて、お店の人が綺麗に身をほぐしてくれた。

一緒に頼んだボンゴレも最高でした。
 
←その他の写真「ヴェネツィアの鱸とボンゴレ」


 楽しい旅行も終わり、アッコはそのままローマへ。

私はミラノを経由して、シュトゥットガルトへ戻りました。

ミラノでは電車が遅れて(まぁイタリアでは普通の事)、一人で少し心細かったけどね。

←その他写真「車窓からのスイスの眺め」