先生〜、お元気ですか??
ず〜っと連絡しなくてすみません。
年末から色々と旅行に出かけたりして、先生に写真送ってあげたいなぁ〜と思いつつも、
何だか毎日忙しく過ぎてしまって・・・。
最近は、月テニス、火ヨガ、水ドイツ語学校、木バトミントン、金フラワーアレンジメントと毎日何かしら出かけてます。
フランクフルトにいた時は結構ヒマを持て余してたけど、シュトゥットガルトに来てからは毎日があっという間だよ。
毎日遊んでるのには変わりはないのだけれど、働きたくても働けない今はもう開き直って人生楽しく生きようと思って。
こんな風に習い事したり出来るのって、きっと今しかないだろうしね。
ところで、ドイツは急に春めいてきましたよ〜。
また今週は少し寒くなるみたいだけど、先週なんて日中20度はあったもん。
ウチの裏山は一気に緑が増えて、ベランダのパンジーもちょっと気持ち悪いくらい成長してます・・・。
そうそう、裏山に桜が一本生えてて、花が咲いたよ。日本はどうですか?
もう散っちゃったのかな?
ドイツの桜は日本のとは違って色が濃くてとっても頑丈そうだから(でも散る時は強風で一気に散る・・・)、
やっぱり日本のハラハラっと散りゆく桜の姿が一番情緒あってステキだなぁとつくづく思います。
さてさて、年末から色々と行ったわけですけど、どんな所に行ったかというと・・・
10月 パリ ルーブル美術館
11月 ケルン、ミラノ、ヴェネツィア (あっこと)
12月 スペイン、バルセロナ、マドリッド
3月 フィレンツェ、ピサ
3月 パリ ルーブル美術館
ってな感じです。
何でルーブル2回も行ったかって?それはおいおい話しますよ〜。フフフ。
ややこしいので、メール分けて送るね。
それでは、まずパリ、ルーブルのお話から。
さて、2004年11月1日(月)は万霊節とかいう祝日で3連休だったので、パリ、ルーブル美術館へ行ってきました。
今回もまたまた車で。アウトバーン走って大体6時間くらいかな。
まぁスピードは日本の1.5倍は出てるので、距離はすっごい遠いと思うけど・・・。
こうやって車で他の国に入国するっていうのは、ヨーロッパならではですねぇ。
フランスには(まだまだパリではないよ)シュトゥットガルトから1時間くらいで入国。
そっからパリまでが長いのです。一番時間がかかるのは、パリに入ってからホテルに着くまでなんだけどね〜。
とにかく渋滞がすごい!そして割り込みもすごい!
もう車線があるのかないのか、信号も見えにくいし、よくこれでぶつからないよなぁという感じ。
あぁ、でも縦列駐車はすごいよ。車間距離は10センチくらい。ぶつかりそう、っていうか、ぶつかってる!
パリではぶつけて押して割り込んで止めるっていうのが一般的だと聞いたけど・・・。確かにそんな感じ。
ようやくホテルには15時頃到着。
その日は少しお買い物して、エッフェル塔を見に行きました。
時々ライトが点滅するらしいけど、ちょうど電車から見えた時キラキラしてて素敵だった〜。
「おぉ〜」っと歓声があがりました。という事はパリ人でもなかなか見れるものじゃないのか、観光客が多かったのか?
翌日ルーブル美術館へ。
入るのには荷物チェックあり。そこが結構並んでる。
ようやくピラミッドの中に入りチケット購入。とにかく人がワンサカいました。
まずは私が一番見たかった「ハンムラビ法典」(写真@)へ直行!
地図を見ながら探すけど、確かこのあたりなのに人がだれ〜もいない。
と、そこにポツーンとありました。
←写真@「ハンムラビ法典」
私の身長より少し大きいくらいの黒い石。これはまさにハンムラビ法典!
でも普通に見落として通り過ぎてしまいそうなくらいオーラがなかった・・・。
本当に誰もいなかったし。
ハムラビ法典ってそんなに人気ないのかなぁ。私が変わり者?
教科書に載ってたものを間近で見れて、写真も撮って大満足の私でした。
次に辿り着いた有名なものは、「ミロのヴィーナス」(写真A)。
ここは期待通り?人が沢山いました。
ミロのヴィーナス、なかなか正面からの顔を見ることって出来ないので写真撮ってみました。
微笑みがステキ。
←写真A「ミロのヴィーナス」
途中吹き抜けになっているところに何体も彫刻が飾られていて、そこではデッサンしてる人が何人かいたよ。
絵の勉強かな。
ガイドブックには載ってなかったけど、「ジャンヌダルク」(写真B)などなど彫刻は見ていて本当に楽しい。
1体1体じっくりとかなり時間を取ってしまいました・・・。まだまだ広いのに!
←写真B「ジャンヌダルク」
2時間ほど、古代ギリシャ(写真C)、ローマ、エトルリア(写真D)に時間を費やして、ようやく2階へ。
←写真C「(ギリシア悲劇の像)」
←写真D「エトルリアの壺」
「サモトラケのニケ」(写真E・F)が飾られていました。
人は沢山いたけれど、高い所にあってどこからでも見えるように展示されているから大丈夫。
←写真E「サモトラケのニケ」(近景)
←写真F「サモトラケのニケ」(遠景)
ニケの前を通って絵画部門へ。
ここで一番見たかったのはドラクロワの「民衆を導く自由の女神」です。
と、忘れていたけれど、近くには「モナリザ」があったのです。
これはやっぱり見なくてはと行ってみたけれど、とにかくすごい人。
しかも上野動物園のパンダちゃん状態!立ち止まる事も許されず歩きながら横目に見るだけ。
写真撮影はもちろん禁止だし。
絵は思ったより小さくて、なんだかオーラもないような気がした・・・。遠くてよく見えないし!
「モナリザ」っていうと私のイメージは、世界で最も知名度が高くて素晴らしいオーラを放っているのだろう!って感じだったけど、
ちょっと期待はずれだったかなぁ。
近くで見れたら、もっと絵の良さに気がつくのかもしれないけど。
それよりも(ダヴィドの)「ナポレオン1世の戴冠式」(写真G)の方が迫力あって素晴らしかった。
←写真G「ナポレオン1世の戴冠式」
で、地図ではその近くにドラクロワがあるはずなのだけど、ない!
グルグル周って探したけど、やっぱりない!!
ちょっと嫌〜な予感しながら、係りの人に聞いてみると、なんと12月頭まで修復でどこか他の所に行ってしまっているらしい・・・。
そんなぁ〜っ!!私より見たがっていた夫は相当落ち込んでいた・・・。
かなりのショックからようやく少し立ち直って、3階へ。
フェルメールの「レースを編む女」(写真H)は片隅にポツーンと小さく飾られていて、「え?これだよね?」という感じだったけど、
眺めていると柔らかい感じがとっても惹きつけられてボーっと見入ってしまった。
←写真H「レースを編む女」
最後に写真を撮っていたら、ようやく他の人が気がついたのか、急にワーっと人だかりになってしまったので退散。
とにかくルーブル美術館は広くて、見所も満載で、じっくり見ていたら1日で周るのはムリ。
先生だったら1ヶ月かかるかも!
結局7時間近くいたのかなぁ。
最後は少し落ち込みつつも、気を取り直して「パレ・ロワイヤル」へ。
なぜここかと言うと、ちょうどその頃友達から「ベルサイユのバラ」を借りていて、その中でよく出てきたので本物が見てみたくなったのです。
そういえば、昔世界史が苦手だった私達に先生が「ベルサイユのバラ」読んで勉強しなさいって貸してくれたよね〜?
←その他の写真「ルイ14世(太陽王)」
今回のパリは心残りが一つ。
また行かなくちゃね!と二人で決心してドイツへと戻りました。